校長挨拶

校長より

 本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 明治31年に開校し、本年度125年目を迎える歴史と伝統のある聾学校です。東三河5市3町を通学区域としています。豊橋鉄道渥美線の南栄駅から徒歩10分ほどにあり、比較的通学もしやすく、通学に時間を要する遠方の生徒のために寄宿舎もあります。
  本校は、聴覚に障害のある3歳から18歳までの幼児児童生徒が学んでおり、幼稚部・小学部・中学部・高等部を設置し発達段階に応じた専門的な教育を行っています。 また、乳幼児教育相談も実施しており、0歳から2歳児までの幼児と保護者に障害の状況や特性に応じて、必要な支援を市町とも連携を取りながら行っています 。

 高等部卒業後の進路先は、大学進学・一般就労、福祉的就労等と幅広く、幼稚部段階から学校卒業後を見据え、自立活動やキャリア教育の充実を図り、生徒が自ら進路決定を行えるようにしています。また、社会で活躍している卒業生も多くいます。
 校訓「ことば豊かに 強く 明るく」のもと、キャッチフレーズを「よし、やってみよう。きっと心が動くから。」とし、予測することが困難な時代を生き抜くためのたくましさを身に付けるべく、自己肯定感の醸成や困難に立ち向かう強さをもつことができるよう取り組んでいます 。
  学習活動の場面では、聴覚に障害がある幼児、児童、生徒が自分にとって解りやすく使いやすい方法を選択できるようにし、一人一人の合意形成に基づく可能な限りの情報保障に努めています。使用する教科書は、小学校や中学校、高等学校と同じ教科書を使用した学習も行っています。GIGAスクール構想がスタートし小学部、中学部、高等部の生徒には一人一台の情報端末が配備されています。ICT機器を活用した授業づくりにも力を入れています。また、近隣や幼児、児童、生徒の地元の学校とも連携し、居住地校交流や交流及び共同学習も多く実践しています 。

  幼児児童生徒が、学校が好きで毎日学校に行きたいと思うような学校を目指します。保護者の皆様、地域及び関係機関の皆様にも、本校のことを好きになっていただき、令和5年度も学校の応援団として、本校の教育活動に御理解と御支援をいただきますようお願いいたします。ぜひ、他のページもご覧ください 。

愛知県立豊橋聾学校長 衛藤 真有